1.人的資本と職員数に対する枚方市の考え方について
松本佑介:質問
本日も、枚方市の事務ミスと不祥事についてのお話をさせていただきます。
私、前の議会でも、そして、今議会でもお話しさせていただいていますけれども、枚方市は人が減っていて、人員構造がいびつになってきていると。いびつになって、中堅職員さんがいなくなっているせいで、ノウハウが正常に伝達することができなくなっていて、ミスが増えているのではないかというお話をさせていただきました。これは、今ビジネスの世界でも、そもそも皆さんももともと御存じだったと思いますけれども、組織において人というのは物すごく大事で、人材という考え方がすごく浸透しています。さらに、最近は人的資本という言い方も浸透してきている中で、そもそも枚方市役所は、この人的資本についてどういうふうに考えているのだろうというのがすごく気になるところです。
皆さんのお手元にも恐らく届いたと思いますけれども、『広報ひらかた』の令和7年11月号が届いて、ここの6ページに、驚くべき記載があるわけです。議長の許可を得て、タブレットに資料を掲載させていただいております。タブレットをお持ちの方は、資料を御覧ください。スマホをお持ちの方は、スマホの『広報ひらかた』を御覧ください。(資料を示す)
こちらを御覧いただきますと、6ページの下のほうには、枚方市の人口1万人当たりの職員数が中核市平均でマイナス4.6人と、人が減っていることをいいことのように宣伝してあるような書き方がございます。これは、この人的資本の考え方とどうマッチするんだろうなと疑問に思っておりますので、まず1つ目の質問としては、なぜ、ここにこういう記載をしているのかと、枚方市の人的資本についての考え方について、お伺いさせていただきます。
総務部長:答弁
人事行政・職員給与の運営状況の公表につきましては、地方公務員法の規定に基づき、人事行政の公平性と透明性を高めることを目的に制定しております、枚方市人事行政의運営等の状況の公表に関する条例により、ホームページ等で毎年公表を行っているものでございます。『広報ひらかた』への掲載は、より分かりやすく市民に情報提供する観点から、毎年同時期に掲載しているものでございます。
また、本市職員を人的資本としてどのように考えているのかにつきましてですけれども、市職員は、市民の暮らしを支え、守るために、よりよい公共サービスを提供する市役所という組織の根幹をなす者であり、本市が発展していく上で欠かせない存在であると認識しております。職員一人一人の誠実な職務の遂行はもちろんのこと、アイデアや行動力などが公共サービスの向上に直結すると考えておりますことから、大切な人的資本として計画的によい人材を採用し、育成に心血を注ぐとともに、働きやすい職場環境の維持、向上にも努めていきたいと考えております。
各回答を踏まえ以下まとめて要望
松本佑介:提案・要望
それぞれ御答弁ありがとうございます。
まず、人的資本についてなんですけれども、人を大切にしているという御答弁がございました。一方で、『広報ひらかた』になぜ載せているんですかというところについて、私は、御質問させていただいた趣旨としましては、大切だと言っているのに、なぜマイナスというのを宣伝しているんですかと。言っていることと、やっていることが違うというところの理由についてお聞きしたかったんですけれども、なぜ載せないといけない義務があるのかについての御回答をいただいております。恐らく、このようにお答えいただいているのは、もう分かっておられるからではないかなと思いますので、大丈夫です。
私が今回、ぜひ改めてお伝えしたいのは、先日の前田議員からの質問でも、市長から、事務ミスが増えている理由としては、職員定数ではないのかというお言葉もありました。一定、お伝えできたのかなと思っておりまして、もう一つ、そこからさらに続けてお伝えしたいことがございますので、実は、今回この質問を選ばせていただいています。
人的資本というのは、御存じの方も多いと思いますけれども、これまで人材というのは、人件費としてのコストという捉え方がありましたけれども、今は、この人的資本というのは、人を投資の対象として見るということです。今、枚方市って、こども・子育て応援パッケージ、このぐらい投資しました、すごいでしょうという見せ方をしていますけれども、これからは、人材に対して、これぐらい投資しましたというようなことをアピールする時代に変わってきているんです。
市長は、前田議員からの質問の際の御答弁に、職員定数が減りましたと、一方で、やることが増えていますというお話をされたじゃないですか。人的資本経営の中で肝となる考え方は3つありまして、まず1つ目は、経営戦略と人的資本戦略が一致しているかどうか。今、この経営戦略って何か、ここを具体化していく必要があると思いますけれども、ただ、少なくとも、今この枚方市役所において分かっているのは、やるべきことが増えてきている、ここだけは分かっているはずです。これに対して、今のこの人的資本戦略は、人が減っているというところですので、ここがまず一致が見えていない。これはよくあることなんです。今の日本企業、ほとんどのところがよくあることで、この人的資本経営の考え方が出たときに、もういろいろなところの人事担当の責任役員が頭を悩ませたらしいです。だから、枚方市役所でここができていないというのは、大企業もできていないので、大丈夫とは言いませんけれども、これから直していけばいいんだと思っています。
次の2つ目は、組織のあるべき姿、もしくは将来像ですね。この将来像と現状を見てほしいということです。この組織の将来像については、枚方市役所が今後何を目指していくのかについて、皆さんでずっと考えていく必要があると思いますが、私は、これは総合計画の策定というのがいい練習になると思っています。この後、私は質問の4つ目で総合計画について質問させていただきますし、実は、5番目と6番目もこれに関連するようなことです。なので、ここについては、後ほど御質問させていただきますので、続きだと思ってお聞きいただければと思います。
そして、3つ目は、組織の文化にこの人的資本戦略を一致させるということです。先ほどの『広報ひらかた』で人が減っていますというのをアピールしています。だから、これはやっていることです。でも、市長はよく『フロムTO』で、皆さん大切です、すごく大事に思っていますよと言っているんですけれども、職員さんには、言っていることとやっていることが一致してないように伝わってしまう。けれども、本当に大切ですと思っているのであれば、その先ほどの1つ目のところですけれども、人的資本戦略と今後の組織としてのビジョンを一致させることによって、それを繰り返し何度も職員さんにメッセージとして伝えるということで、この組織の文化を変えていっていただきたいんです。今、この枚方市役所の企業カルチャー、組織カルチャーですね。組織カルチャーは、もしかしたら自分たちって大切にされていないのではないかなという思いが根深くあるのを変えていっていただきたいんです。これが3つ目です。この3つのお願いを、総務部長とたくさんメモをしてくださった市長にお伝えさせていただきまして、まず1つ目の要望とさせていただきます。
2.枚方市における成長戦略の検討プロセスについて
松本佑介:質問
2つ目と3つ目は、決算特別委員会のときに質問させていただいた内容とリンクします。
私は、決算特別委員会の中で、枚方市の成長戦略について採算が合わないのではないかという話をさせていただきました。今、枚方市は、成長戦略として60億円のこども・子育て応援パッケージを用意しています。確かに、子育ての成長戦略ということで、これはいいと思います。ただ、この60億円のパッケージを用意することによって、実際に人口増加を狙っていくのであれば、少なくとも毎年数万人の人口増加がないと、そもそも歳入に合わないということを指摘させていただいただけでなく、今の経常収支比率を考えると、人を呼び込んでも、そもそもプラスになっているのかどうかすら分からないというお話をさせていただきました。
これを踏まえた上で、そもそも今の枚方市は、この成長戦略を考える上で、ちゃんとこれが意味があるものなのか、効果が得られるものなのか、反映財務影響もちゃんと考えているのかというところを検討するプロセスがあるのかを質問させていただきたい、これが2つ目の質問です。
総合政策部長:答弁
本市が成長していくための柱といたしまして、2つの最重点施策でございます、子育て世帯をターゲットにした施策のさらなる拡充と枚方市駅周辺再整備事業の一層の推進をはじめとする、まちのにぎわい創出や人口定着、転入超過に効果的に資する施策に、民間事業者やNPO、市民といった多くの主体と連携を図りながら、取り組んでいく必要があるものと考えております。あわせまして、一層の財源確保や行財政改革にも取組をいたしまして、本市の持続的な発展と将来にわたっての財政の健全性維持の両立に向けて取り組んでいく考えでございます。
以降、「1.人的資本と職員数に対する枚方市の考え方について」の最後にまとめて要望
3.枚方市における施策の効果検証に対する考え方について
松本佑介:質問
評価指標についての話もさせていただきました。決算特別委員会では、かなりちぐはぐな評価指標について御説明をいただいたと認識しております。
そこで、改めてお伺いします。今、この枚方市役所の中では、もうありとあらゆる全ての施策に通用するんですけれども、そもそも、効果測定をするときに、当初、枚方市でこれを達成したいと思っているものに対して適切な指標がなされているかというものを、企画課さんがそれぞれの担当課さんとちゃんとコミュニケーションを取って進めることができているのかということについて、お伺いさせていただきます。
総合政策部長:答弁
第3期実行計画におきまして、第5次総合計画の施策目標の下、それぞれの施策ごとに目指す姿を設定しておりまして、この実現に向けて、施策ごとに位置づけた取組を進めているといった状況でございます。
それぞれの施策の効果測定指標といたしましては、各取組の進捗や効果を図ることのできる指標を施策指標として設定しておりますが、この施策指標につきましては、施策評価における外部評価員からの御意見への対応や施策における取組の拡充、新規追加の際などに、担当部署と協議を行い、見直しを図るなど、施策の目指す姿への進捗が適切に測定できるよう、適時更新を行っているといった状況でございます。
以降、「1.人的資本と職員数に対する枚方市の考え方について」の最後にまとめて要望
4.総合計画における基本構想について
松本佑介:質問
総合計画、先日、総務委員協議会でかけていただきました。この総合計画については、冒頭に基本構想というのがあるわけです。この基本構想は、もともと枚方市の考え方では構想というかなり大きなものになりますので、普遍的なものとして、あまり変えていくようなものではないというスタンスでした。実際に総務委員協議会でも、この基本構想を基本としてという書き方をしてあるので、もう本当にこのまま続けていくのかなという印象を持つところでありますが、ただ、私がいつも繰り返しお伝えさせていただいていますのは、今、時代の変革期です。これが確かに昭和の頃の安定成長のときであれば、構想というのは変わらない。けれども、今、実際にこの12年の現行の総合計画が走っている中でも、我々は、新型コロナウイルスの蔓延、そして、リモートワークの普及、さらにDXという物すごい変化を経験しました。まさに変革期です。では、この変化の前にあった基本構想を維持していくのか、これで正しいのかどうかを改めて私は問いたいと思います。
したがいまして、4つ目の質問は、総合計画において、この基本構想の変更を検討することを考えているのかどうか、これを質問させていただきます。
総合政策部長:答弁
総合計画の基本構想は、本市が目指すまちづくりの基本的な理念と、理念の実現に向けました長期的な目標でありますことから、次期総合計画基本構想につきましては、現行の第5次総合計画の基本構想の検証を行った上で、現下の社会情勢や市の現況、将来人口推計といった様々な要素及び市民、事業者、市議会の皆様の御意見なども踏まえながら、これからの枚方市が目指すべき未来をしっかりと見極め、見直しを検討する必要があるものと考えております。
以降、「1.人的資本と職員数に対する枚方市の考え方について」の最後にまとめて要望
5.地球温暖化に対する枚方市の考え方について
松本佑介:質問
地球温暖化についてです。
こちら、結構重要な問題だと思っていまして、まずはシンプルに、この枚方市の中で、地球温暖化についてどのように考えているのか、そして、これに対してどのような取組を行っているのかについて、お伺いします。
環境部長:答弁
初めに、地球温暖化につきましては、2018年に発表されました国連の気候変動に関する政府間パネルの報告で、2050年までに世界の二酸化炭素排出量を実質ゼロにする必要があることが示されました。これを受けまして本市では、2020年2月に大阪府内の市町村で1番目に二酸化炭素排出量実質ゼロを宣言いたしまして、地球温暖化対策の基本的な方向性を示すため、第2次枚方市地球温暖化対策実行計画を2023年3月に策定いたしました。
次に、本市が実施しております地球温暖化対策のうち、市民や事業者に対する取組といたしましては、太陽光発電設備などの導入費用の一部補助を行っております。さらには、地元や関係企業の協力の下、市内のため池を活用しまして、太陽光発電による再生可能エネルギーの地産地消による地域脱炭素にも取り組んでいるところでございます。
また、本市の事務事業におけます取組といたしましては、公共施設への再生可能エネルギー由来の電気導入や、LED照明への改修による省エネルギー化に取り組んでいるところでございます。
以降、「1.人的資本と職員数に対する枚方市の考え方について」の最後にまとめて要望
6.枚方市における将来の都市構造について
松本佑介:質問
都市計画マスタープランと立地適正化計画です。
こちらも、私ふだんから、いつも人口減少のまちづくりを考えてくださいというお話をさせていただいています。こちらを進めていくのは相当難しいです。人口が増えていくときには本当に上り調子で、まちを、小さかったものをどんどんと大きくしていくだけでよかった。けれども、人口が減少していくときには、これがきゅうっと減るわけではないんです。皆さんも御存じのとおり、人口が減っていくときにはこう減るんではなくて、まちがスポンジ化、穴が空いていって、どこが減っていくのか分からないような減り方をする。そんな中で、私たちはコンパクトシティを進めようと言っているわけです。これだけ難しいことをどういうふうにやっていくと考えているのか、今回は6つ目、都市計画マスタープランと立地適正化計画の中で、枚方市においてどのような体制を組んでいるのかをお聞きさせていただきます。
都市整備部長:答弁
現在、改定を進めております都市計画マスタープラン及び立地適正化計画は、土地利用、都市基盤、交通、防災など幅広い分野の方針を示すとともに、将来の都市構造や、その実現に向けた施策等を示す計画で、ハード整備だけではなく、ソフト施策も踏まえ検討を進める必要がございます。
そのため、検討体制といたしましては、土木や上・下水道といった都市基盤を所管する部署に加え、健康福祉、子育て、観光や環境など多様な視点を取り入れるため、全庁横断の検討組織を立ち上げ、改正に向けた検討を進めているところでございます。
また、集約型都市構造の実現に向けた課題整理や施策検討などについては、関係部局と連携した庁内ワーキングチームを設置し、将来を見据えた課題認識の共有や具体的な検討を進めているところでございます。
松本佑介:質問
御答弁ありがとうございます。
今、このハード面のところは確かにこちらで御対応いただけるということですけれども、ソフト面については、もっと全庁的にやっていかないといけないと思っています。ここについて、総合政策部さん、どういうふうにここを考えておられるのか、ぜひ御答弁をお願いします。
総合政策部長:答弁
コンパクトシティの推進に当たりましてですけれども、本市の未来の姿を見定めた上で、計画的かつ段階的に取組を進める必要があると考えております。そうしたことから、先ほど都市整備部長より答弁させていただきました、都市計画マスタープランの策定における検討に加えまして、来年度より取組を本格化させます次期総合計画の策定の中におきましても、市民や事業者などにも参画いただきまして、人口や年齢構成の割合などといった将来人口推計をはじめといたしまして、本市における未来予測を共有した上で、まずは、枚方市の将来のまちのあるべき姿について、議論や検討を進めていく考えでございます。
あわせまして、市民の日常生活の拠点の一つでもございます学校や支所、生涯学習施設、スポーツ施設といった公共施設につきましては、その在り方が将来のまちの姿にも大きく影響いたしますことから、20年、30年後の人口減少社会を見据えた適正配置の検討など、公共施設マネジメントの取組についても推進をしていく必要があると考えております。
松本佑介:質問
いろいろな方々の参画をいただきながら進めていく、これはこれでいいと思います。ただ、立地適正化計画を進めるにおいて、拠点をどういうふうに集約するかというのが大事です。今、拠点について触れていただいたのは公共施設ばかりですよね。この立地適正化計画の都市機能を誘導していくということであれば、本当は医療ですとか、にぎわい施設、商業、こういうところもちゃんと誘導していかないといけないです。ただ、これは役所の苦手なところで、今、申し上げたところって、基本的には民間です。民間だから、自分たちはできない。けれども、それは分かっているけれども、せめて自分たちの学校とか図書館とか公共のところは頑張っていきますという御答弁だったように私は思いました。
けれども、本当に2050年にどうなるかを考えていくと、これって、僕はまだまだスピード感が遅いんではないかなと思っています。これも議長の許可を得て、資料をもう一つ用意しています。資料2を御覧ください。(資料を示す)資料2は、都市計画マスタープランの9ページです。スマートフォンをお持ちの方は、そちらを御覧いただきたいと思います。
ここに、枚方の人口集中地域の変遷の地図が載っています。カラフルな地図なんですけれ色が。枚方市の人口が2050年に何人になるか、皆さん御存じですか。御存じの方も多いと思いますけれども、大体30万人です。枚方市が30万人だった頃って昭和何年ですか。ちょうどその資料の下のほうに、枚方市の人口の伸びのグラフがあります。大体、昭和50年なんです。私たちは、2050年には昭和50年の頃の枚方市に戻るんです。
では、昭和50年の頃の枚方市ってどんなんだったんだろうと、もう一度、上の地図を御覧いただきたいんですけれども、(資料を示す)昭和50年って載っていないんですけれども、昭和45年と昭和55年のちょうど間です。昭和45年はオレンジ色の区域、昭和55年は紫色の区域です。昭和55年以降は、大体寒色系の色です。ですので、昭和50年の頃に戻るイメージとしては、このオレンジ色、暖色系のエリアの人口のエリアに戻るんだろうなということ。厳しめに推測すると、これが2050年の枚方市の人口に見合ったちょうどいいサイズ感のエリアなんです。こんなのに、我々は25年後に戻れますか。今から25年後。絶対無理、絶対無理です。このエリア。だって、もうちゃんと楠葉も開発されていますし、JR学研都市線のところも、もう十分に人が住んでいます。皆さん、ここをあと25年の間に元のところに戻るということ、そんなの僕はもう絶対やってほしくないですし、もうできるとも思えないですし。と考えたら、私たちは、もう本当に、考えて、考えて、考えて、考えて、考え抜かないと、コンパクトシティって達成できないんです。
では、先ほどの枚方市役所、役所というのは、公共でできることの中で収まって、民間に働きかけることがちょっと苦手ですと。こういう場でなかなか答弁しないというのがありますけれども、これだけの厳しいものが突きつけられているのであれば、もう今から考える練習をしておかないといけないし、いざというときのアイデアも出せるようにしておかないといけないですよね。確かに、この役所というのは、全ての市民を公平に扱わないといけないので、立地適正化計画の都市機能誘導というのが難しいのは分かるんですけれども、それでもやらないといけないところを考える。これは、特定の方に偏るとかが出てくるのかもしれないけれども、それによって苦しい思いをする方がいるとすると、では、その方に対しては何ができるのかというのをちゃんと考えていかないといけないので、相当準備が大変、今から考える必要があります。
以上を踏まえて、先ほどの総合政策部さんの御答弁、もう一度御回答いただけますか。
総合政策部長:答弁
公共サービスは、その性質上、どの地域に住む住民にも公平に提供されることが原則であると考えておりまして、そうしたことにつきましては、例えば地方財政制度上におきまして、どの地域に住む住民にも一定のサービスが提供されるよう、全国的な財源の再配分が行われる地方交付税制度などの国の制度からもうかがえるものであると考えておりますが、そうしたことを前提といたしました上で、コンパクトシティを推進していくに当たっての施策として、公平性や様々な障壁を考慮せず、思考訓練の一環として検討するといったことを考えてみますと、例えば、本市が誘導を進める地域に対します税制制度措置といったインセンティブの設定であるとか、立地適正化計画に基づく居住誘導区域の内外における差異を今よりもより拡大させるような施策の実施といった、公共サービスや公共投資の選択、集中といった考え方も一定できるのではないかと考えております。
松本佑介:質問
ありがとうございます。相当苦手なことにチャレンジしていただいて、本当に感謝申し上げます。
そういうふうに御回答をいただきましたけれども、やはり基本的には、公平性をちゃんと考えないといけないというところも分かっていただいているのは理解しますし、立地適正化計画、その2050年のものを考えると、ここ外れてほしくないと私が思っているところも外れたりする可能性もあると思うので、そこに対しては、ちゃんとやはり丁寧な説明とかが必要になってくると思いますし、悲しいと思う人が本当に少なくなるように、ちゃんとやっていかないといけないことを考えると、本当に今から考えていく必要は十分あると思いますので、ぜひよろしくお願いします。
このコンパクトシティを進めるということにおきましては、2050年のことを考えると、インフラ整備というのが物すごく大事になるわけです。それを今から進めていくためには、土木部さんのお力が相当必要になってくると思うんですけれども、今から、2050年に何が起こるのかを突貫で考えていっていただいて、さらにそれに対して、あるべき姿にどういうふうに近づけていくかというのを考えていかないといけないと思うんですけれども、ここについて、土木部さんの御見解をお聞かせいただけますでしょうか。
土木部長:答弁
土木部が所管しております都市インフラ系、それと交通系というところでお答えさせていただきます。
交通を含む都市インフラ施策につきましては、本市の将来あるべき姿を実現し、市民生活や産業活動などを支えることができるよう、想定される様々なリスクや可能性を勘案しながら、計画的かつ着実に推進していく必要があると考えております。
一方、膨大な量の都市インフラを維持管理する観点からは、高度成長期に大量に整備された橋梁等が老朽化し、人口減少等により財政規模が縮小していく中、現在の橋梁や道路等の総量をこのまま維持していくことの困難性は、今後増大していくものと予測しております。このため、将来的には都市インフラ施設総量の最適化を図ることも含め、維持管理の負荷を軽減する取組が必要になってくると考えておりますが、現時点においては、公共施設マネジメント推進計画に基づく予防保全型の維持管理の取組を着実に進めることが重要であると考えております。
また、交通に関しましては、今年3月に改定した枚方市総合交通計画において、交通の将来像をお示しし、将来都市構造の実現を支える観点から、集約型都市構造や、コンパクト・プラス・ネットワークの計画的なまちづくりを実現させるために、新たに骨格となる公共交通ネットワークを設定し、その機能強化を図っていくこととしております。
これらのことから、短期的スパンでの施策展開だけでなく、長期的な目線での施策展開も重要であるとの認識から、今回、改定を行う都市計画マスタープランや立地適正化計画だけでなく、上位計画となる次期総合計画の策定においても積極的に関わっていく考えでございます。
松本佑介:質問
力強い御答弁ありがとうございます。本来は、なかなか難しい御回答のところもあったと思うんですけれども、最初こういった質問をさせていただきたいと思っていた中で、いろいろとやはり土木部さんとして、将来、どういうまちづくりを目指していくのかですとか、土木部として、そもそも何をなさないといけないのかというのをしっかり真剣に考えてくださったんだなというのが伝わる御答弁でした。
特に私は、いつも申し上げていますけれども、枚方市役所、そもそもどこの役所もそうですけれども、縦割りで、横の組織に関わっていくのって苦手なところがもう当たり前ですけれども、総合計画の策定においても積極的に関わっていくとおっしゃっていただきました。そこは力強く、頼もしく思いましたので、ぜひよろしくお願いします。
先ほどの御答弁の中にもありました、都市のインフラが今後更新を迎えていって、もう全体を一気に保っていくのって相当困難であるということが今明らかになりました。これはそもそも、私たちが昭和のときの高度経済成長のときに一気につくった都市を、もう一度新しくつくり直すよりも、維持、メンテナンス、更新って大変なんです。だってそうでしょう。更地に家を建てるのと、家を取り壊してもう一回建てるのって、取り壊してもう一回建てるほうが大変ではないですか。かつ、今の家って取り壊したらいい、でしたけど、水道管を取り壊してもう一回つけるって、そういうわけではないじゃないですか。現行のものを維持したままで、現行のものが走った中でやっていくということなんで、相当大変。高度経済成長のときよりも、もっともっと負荷の大きい作業が我々を待ち受けているんです。
いいですか、ここから分かるのは、これが1つ目の人的資本のところに戻るんですけれども、土木部さんの人員って足りますか。もう一回まちづくりをする以上のものが待ち受けているわけです。土木部さんの予算足りますか。と考えると、まず予算のところについては、財政面は総合政策部長。しっかりと考えて、このまちのアリティ方、今後、もう一度まちをつくり直す、維持、メンテナンス、これをずっとできていくぐらいの予算を残しておかないといけないです。さらに、人ですね。今、大阪は全体的に、職員さんを自前で持つんではなくて、外部に委託するというのをやっているところがどんどん増えてきています。これって本当に合っているのかというのをもう一度考えていただきたいです。これから人が減っていくでしょう。今、大阪では、例えば森之宮のところの再開発ですけれども、入札で札入れがなかった。これは人材不足で応じることができる業者さんがいなかったからです。これからもっとこれ増えますよね。枚方市がこれをやりたい、あれをやりたいと言っても、入札してくれるような業者さんがいなくなるかもしれないではないですか。と考えると、やはり自前で我々は抱えておかないといけないわけです。
しかも、先ほどの人的資本経営のところでも同じなんですけど、この人的資本というのは、一般的な人材の考え方と違って、もっと言うと、人は物と違って、成長して価値が伸びるし、ほったらかしにすると価値が縮んでいくんです。例えば今の土木部さん、上下水道部もそうです。何か新しい仕事をやらないといけない、もしくは、修理とかメンテナンスとかがあったときに自前でやることができると、その修理のノウハウが職員さんに引き継がれていくわけです。けれども、もうそれもできなくなって、自分たちはもう全部外部に委託して、それを管理、メンテナンス、マネジメントをするだけの仕事になってくると、どんどんノウハウが衰えていく。今、私は、土木部さん、環境部さんも都市整備部さんも上下水道部もそうなんですけれども、控室の中で、やはりベテランの方からお話を聞くと、こんなことも気をつけないといけないんだと、物すごくノウハウがいっぱいあって面白い。勉強になるんです。でも、恐らくこれが今後きっと廃れていくんです、仕事を全部外注していると。ぜひ、これを次世代を担う人にも伝えていっていけるように人の手当てをしていただきたいんです。全体的には人を効率化していかないといけないというのがもう路線としてあるのであれば、それは、今後、枚方市のあるべき姿を考えた上で、例えば、事務系、技術系の比率を何対何にするとか、この部署は2050年ぐらいのことを考えると、これぐらいの作業量が発生するなとかというのをイメージした上でプランを考えて、計画を練っていただきたいです。そういうのをぜひお願いします。
最後に、もう一度御質問です。
今、土木部さんからは、総合計画に積極的に関わっていきますという力強い御答弁がありました。私は、ぜひ総合政策部に、この総合計画を策定するときには、いろいろな部署の将来の予想を聞いて、課題をちゃんと集約した上で検討していく必要があると思いますけれども、そちらについてどれぐらい真剣に考えていただけるのか、ぜひ御見解をお伺いしたいと思います。
総合政策部長:答弁
総合計画につきましては、本市の最上位計画として、本市のまちづくりや市政運営の基本的な方針となるものであり、個別の行政計画の基礎となる計画でございます。
計画の策定に当たりましては、全部長が参画する全庁的な検討体制の下、それぞれの部署が抱えます課題を吸い上げさせていただき、所管する行政分野ごとの未来予測などを確認し、共有を図った上で取りまとめを行い、検討を進めていく考えでございます。その際には、各部署の主体的な検討に併せまして、私ども総合政策部がイニシアチブを取らせていただきまして、組織の垣根を越えた全庁一体となった横断的な検討を進めていく考えでございます。
以降、「1.人的資本と職員数に対する枚方市の考え方について」の最後にまとめて要望
※市議会での発言内容の要旨を項目ごとに整理して記載していますので、発言の全文については 枚方市議会の会議録 をご覧ください。